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概要

ゲームに合った魅力的なキャラクターの作り方を解説する。

キャラクターとは何なのか


例えば浦島太郎を題材にする。漁師である太郎は浜辺で子供にいじめられているカメを助けて竜宮城へ行く。この一文で3つのキャラクターが登場する。それぞれのキャラクターに意志と行動があることに気付いただろうか。太郎はカメを助けようとする意志のもと行動し、子供はカメをいじめようとする意志のもと行動し、カメは太郎を竜宮城へ連れて行こうという意志のもと行動している。当たり前のようだが、キャラクターはそれぞれ個性や意志を持っており、その作用で物語が進んでいくのだ。主人公には主人公の個性があり、悪役には悪役の個性がある。

3つのポイント

キャラクターを作る際に3つのポイントを意識してみよう。
  1. 個性的で魅力があるか
  2. 他のキャラとかぶらないか
  3. 意志や目的、行動が物語に沿っているか
以下、順を追って説明する。
1.個性的で魅力的があるか
熱血タイプ、冷静沈着タイプ、臆病で怖がりタイプ、ツンデレタイプ…など、あなたのセンスで魅力的な個性を持たせてみよう。好きなマンガやゲームのキャラクターはどういう個性なのか、キャラクター作りの視点から参考にしてみるといいだろう。
2.他のキャラとかぶらないか
極端な例だが、RPGで仲間が4人いるとして、全員無口な冷静沈着タイプの魔法使いだったらどうだろうか。キャラがかぶると個性が埋もれ、魅力がぼやけてしまう。熱血でおしゃべりな戦士、臆病で怖がりな僧侶、楽天的な盗賊…など、それぞれに異なる個性を持たせることで、お互いの魅力も引き立つのだ。
3.意志や目的、行動が物語に沿っているか
これらが物語に沿っていないと、ちぐはぐな印象となってしまう。例えば桃太郎は「鬼退治をする」という意志によって行動するのであって、賭博や色恋沙汰に溺れていたら何の物語だか分からなくなる。サルやイヌ、キジなどの動物が仲間になるエピソードは「協力して鬼退治をする」という意志が物語に沿っているので大丈夫なのである。

2つの葛藤

キャラクターに葛藤があれば、より深みが増す。ここでは葛藤を2種類に分けて考えてみる。
  1. 外的な葛藤……ライバルや敵の存在。浦島太郎ならいじめっ子。桃太郎ならば鬼が外的な葛藤に相当する。
  2. 内的な葛藤……自己矛盾や、相反する意識。例えば「主人公は心が優しく、敵を倒したくないと思っているが、倒さなければならない状況に悩む」など。

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